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おとなになって分かること - 2016.06.30 Thu

昨年義母が亡くなってから、夫の実家の片付けを続けているわけですが
もう、あらかた整理は終わり、あとは義母の私物や残したメモ、覚え書きのノートなど
捨てるのに迷うものがほとんど。
そんな中に夫や兄の「成績表、テスト、作文・・・」とお義母さんがまとめてあったものがあります。

今日はその中にあった一通の手紙について書きます。
ちょっと長文になるけれど。

☆☆☆

私の夫は小さい頃、食べ物の好き嫌いが多くて
小学校の給食の時間に良い思い出がない、
という話はたびたび聞いていました。

小1の時の先生は、食器を持って「残してもいいですか?」と聞きに行くと
その残量を見て、もう少し食べなさいとか判断をする人だったそうで
夫はまったく食べられないおかずをスプーンで散らして
さも、少しは食べたように見せかけて持っていったり(笑)
食べられなくてじっと座っているうちに、掃除の時間になり
机ごと教室の後ろに下げられることもあったと。
(低学年の頃って給食の後が掃除の時間だったですよね。そういう子っていたなぁ・・・)

そんな頃に、夫は隣のクラス(一年三組)の先生から一通の手紙をもらいました。
それがこちら↓

2016062603380567a.jpg

本人は、このような手紙をもらった事などすっかり忘れていたので
そのいきさつは想像するしかないのですが
夫の担任の先生が、隣の組の先生に「給食をほとんど食べない子がいて・・・」と
相談したのかな?
隣の先生はもしかしたら学年主任とか、少なくとも担任の先生よりはベテランで
相談に乗ってくれていたのかも知れません。

さて、本題。
この手紙、大人になってから読むと実に良い手紙だなと思うのです。
まず最初の文、
「○○くんっていいこだなあ。」
「一ねん三くみになればいいなあとおもいました」
これだけで先生としての優しさや導き方のうまさがわかりますね。
最初にまず、誉める。
これ大事です。

担任の先生が困っているよ、どうして食べないの?とは決して書かない。
体を丈夫にするためだから食べようね、とも書かない。
親だったら好き嫌いのある自分の子につい言ってしまいそうなことは書いていません。

そして自分も好き嫌いがあっていまでも給食をどんどん食べられないのよ、と
だから○○くんの気持ち、わかるよと伝えたいわけですよ。
そして最後、
「すこしずつでもたべられるようにね」と最後までやんわりとしか諭していないところ、
がんばってね、なんて書かないところがすごくいいなあ、と思います。

残念ながら、この手紙をもらった本人は当時小学一年生だったから
そんなに心に響かなかっただろうとは思います。
だけどこの手紙、大人になった今読むと、しみじみといい先生だったんだなと気づきます。
○○くんが給食を食べられないことで、担任の先生ももちろんどうしたらいいか考えたでしょうし
となりのせんせいも一緒に考えてくれたのでしょう。
そんな背景が今になってわかりますね。

これは昭和40年代前半の話です。
すごく厳しい先生もいたはず。
でもこんな風にひとりの子どもに心を砕いてくれた先生もたくさん居たんだと思います。

☆☆☆

ところで、夫が食べられなかったものはたくさんあるのですが、
例えば、パン、牛乳、マヨネーズの味のサラダ類、お肉の脂のところ。
それとデザートによくありがちなプリン類も食べられなかったと。
なるほど、給食で食べられるものがほとんどないですよね。

夫の名誉のために付け加えると、好き嫌いの多いわがままな子だったわけじゃなく
食わず嫌いだったのだと私は思うのです。
要因はいくつかあるのだろうけど、
夫は幼稚園の頃、「自家中毒」で激しい腹痛、下痢を起こし入院したことがあって
病院で検査に連れて行かれる時、
「お母さん助けて!!」と泣き叫んだことは、何度かお義母さんから聞かされました。
「申し訳なくて可哀そうでね、あれは忘れられないよ・・・」と言っていたお義母さん。
「自家中毒」って今はあまり聞かないですけれど、
原因ははっきり分からなかったらしいです。
おそらくお義母さんは自分の調理したもののせいで、と思ったのかもしれません。

そんなことがあったせいか、生モノや牛乳、デザート類はあまり食べてこなかった。
当時はどこの家庭でも米中心で、パンなんてそんなに食べなかったですよね?
あと、これは私が結婚して遊びに行った時に気付いたのですが
お義母さんは肉の脂身を全部切り落として焼いていたのです。
「あ、全部捨てちゃうんですか?」と、つい言ってしまった時、
「美味しくないし消化が悪いからね」と言われたんです。(美味しいのに・・・)
そう言えばご飯のおしゃもじを使う前に、
「おまじない」と言ってガスの火にささっとかざしたりもしていました。

そうやって息子を大事に大事に育ててきたお義母さん。
この手紙を読んだ時、どう思ったのでしょう。
優しい人でしたから心を痛めたとは思うけれど、
だからと言って無理に家でも食べさせようとはしなったんじゃないかな?
私自身が母親になって、子どもの好き嫌いで困ったこともたくさんあったし
これもまた、大人になってわかることです。

この手紙の存在をお義母さんが元気なうちに知っていれば、
色々と聞けたのに・・・そういうものがたくさん残されていて残念でなりません。
けれど、これが50年近く保管されていたことはすごいです。

☆☆☆
長文になってしまいましたが、今の夫は嫌いなものがほとんどありません。
茹で野菜をマヨネーズと醤油で和えたものとか、パクパク食べます。
あんなに嫌いだったのにな、と言っていたこともありました。
「大人になったねぇ~~」とふざけて言いながら笑っている夫です。
本人は覚えていなくても、こんなに良い先生が近くにいたんですね。





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